ETVワイド ともに生きる「働き盛りのがん」 を観る。
ETVワイド ともに生きる「働き盛りのがん」
2006.4.8 20時より
がんを語ること。数年前から、やっとがんが語られだした。
がん患者本人、家族、元家族、がんに罹ったことを「忌むこと・恥ずべきこと」として、今まで語られないことが多かった。
日本人は・・・、という括りで表現してもいいのではないかと思うが、「病気」に罹ることを忌むこととして思うことが多い。
多分、それは日本という社会を構成する一分子としての自分というものが大きすぎ、「病気」、「がん」に罹るということは、適切な構成一分子として、社会から受け入れてもらえなくなるのではないか、不適格として排除されるのではないか、そんな恐れがあり、がんを語ることが出来なかったのではないか。
また、言霊信仰、「がん」という忌む言葉を発することで、その言葉を発することが、より悪い状況を産みだすのではないか、そんな恐怖があったのではないか、そう考える。
何かを変えようという場合、変えたいという思いを外へ発しなければ、何も変わらない。
この一年、NHKの「がん・サポート・キャンペーン」の影響も大きくあっただろう、がんが語られることが多くなった、また、少しずつかもしれないが、「がん」を自分のこととして、家族のこととして、考える素地が生まれてきたのではないか。
日本のがん医療については、いや、医療全体に問題が多い。知らないことで適切な治療を受けられないこともある。
語ること、そうすれば、知ることが出来る。
がんを語れと考える。
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